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categoryアートエッセイ

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少し前、NHKの美術番組で北斎の特集をやっていた。
たしかドガだったが、北斎の絵にすごく影響をうけ、
たとえば、北斎の絵の中の、
町の中の庶民の姿を描いた絵から
それをパリの街角に置き換えて、
そして江戸庶民の代わりに
パリジェンヌを描いて、まったく同じ構図で
描かれてるという絵があったのが印象的だ。。

先日、ある作家さんともアート談義したのだが、
そういうことも話しの流れで話題になり・・
絵はたんにそのスタイルや世界観を真似るのでなく、
構図や陰影の使い方、色彩の配置の仕方などを
そうしたことを絵から感じ取り学び
そして取り入れていくということが
大事ですよね、みたいな話にもなった。

実際、さきのドガに限らず、すでに巨匠といわれてる
画家達の作品の中にも、さらにそれ以前の先人のものを
うまく取り入れて自分の絵に昇華してる作品が
あまりにもたくさんある。。
そもそも、まったく無から有はなく・・
文化全般、引き継がれていく系譜の中で発展して
いってるといえる。。

ちなみに、私が個展のとき描いたハートの王女・・
は
F8号油彩・2012/個人蔵

これなども・・・
この絵を観て、即座にモナリザを連想する人は
別にそんなにいないかと思うけど・・
言葉にすれば・・
頭のうしろに風景が広がっていて
からだはちょっとななめ向き・・
顔をこちらのほうを向いている
という部分で、構図や絵の組み合わせ方
を取り入れて、自分なりに描いた。。
というわけである意味、私のモナリザ的作品。。
まぁ別に口元まで微笑してるわけでないが。。

さて、それなりに沢山の絵を知ってくると、
たとえば美術館に行ったとき・・
まったく違う世界観の現代の絵でも
あ、この絵の構図は18世紀の◯◯のあの絵の
構図と完全に同じだなとか、
色の配置とコントラストが
19世紀の◯◯からかなりヒントうけてるかも・・
とかそうしたことを感じることが多い。
そう、絵画そのものの表面的な
絵柄やスタイルそのものの真似ではなく
構図や彩色のテクニックなど、
ほとんどの美術家はそれをチョイスや吸収、
継承をしながら、そしてそこから自分の世界へと
昇華させている作家が多いことがわかる。。

その昔、有名な美術館などにいくと、
たとえばパリに行った時のルーブルなど・・
もうどの時代のどの分野の絵画も
あまりに素晴らしいものばかりで
あんなに莫大に名画や傑作の数々を観ると
自分なんて・・所詮、という気分になり、
思い切り、絵を描く気など失せた時すらあったが、、
そうではないんだな。。
今では美術館でも画廊でも、
多くの絵に触れ、そして優れた作品と向き合っていくことは、
それは時に、そのまま絵画の教科書会場のようでもある。。
もちろん、なんでもかんでも教科書のように
なりえる絵ばかりのわけでもないが、
でも今や、そういう絵との出会いや発見の場所である。。

ドイツでもたくさんの名画たちに刺激を受けまくった。。
これが今後、どのように生かされていくのか
保証のかぎりではないが(笑)・・
ともあれ、今日は、実際に観て、
時には自分にとって大きく刺激を受けたものから
何かを取り入れて、、そのなかの試行錯誤や
研究の中で、さらなる発見や進歩があるんだな・・
という実感を、実は伝えたかった。。

〔テーマ:アート・デザインジャンル:学問・文化・芸術

 









        
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